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漫ろブログ
徒然処。
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森博嗣の作品で、真賀田四季が登場するときよりも恐いものはない。真の天才が如何なるものか想像出来なかった私たちにそれを突き付けた、彼の表現力やちからは凄いものがあるけれど、そんなことすら忘れる程に、小説の中の彼女に圧倒される。恐怖?畏怖?羨望?憧憬??いろんな感情が全て同時に存在して混乱する。どこか冷静な自分もいるのは普段と同じ。だけど、あたしを構成する全ての人格に影響が及んでいる。

初めて読んだ森博嗣の作品は『すべてがFになる』。この時にあたしは心の底から驚愕した。そして感動した。犀川という人格形成の媒体資本が、高校の時に悩みに悩んで辿り着いたあたしの中の答えに、とても近かったから。当時のあたしの意識は和泉八雲に持ってかれていた。大学生になって、情報の知識も少しだけ身に付けて、森博嗣が少し読める様になって、そして漸くここまで辿り着いた。嬉しいとか、感慨とか、そういったものはごく一瞬で消え去る。ここが答えではないからで、それ以上のものをあたしの精神自体が貪欲に求めているからだ。

課題の提出期限が近いとか、試験が近いとか、そんなものはどうでもよくなる。そんなものと言い切れる位に、今のあたしの中での優先順位と価値は決まっているから。
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ひねくれた性格って、結構不便だと思うんです。自分自身に反発しているから周囲の環境に上手く熔け込めないし、出来たとしてもそれは上辺を上手く塗り固めて作り出したイミテーションにしか過ぎないし。何かを得る為に犠牲にすることが余りにも多すぎて本来の目的を失ってしまう。分からなくて必死になって、空廻って、結局は。
卑屈になるのは何よりも厭で、弱いところも見られたくなくて、でも叫びたくて、堪えて、の繰り返し。
でもそんなのって誰にでもあることであって、対して“特別”じゃない。大したことないんだって、今までも思ってたし、多分これからもそう。リスカをする人、自殺をする人、話題に上っているけど、でもそれって自分の辛さの表現が他の人と少し違うだけだと、あたしは思ってます。同情を買いたいから公表しているような、そんな気さえしてくる。みんな辛いことはあるし、リスカ歴とか、トランキライザーとか、そう云う経験をしていても、敢えて内に留めておく人だって多いんです。経験によって学んでいるからこそ。
知って欲しい。どんな経験をしていても、今を強く生きている人達がいることを。同情されるだけで満足してしまう人にも、もっと強くなって欲しい。叱ることを忘れた人間の世界になって欲しくはないの。
くだらなくても思ってしまう。その直後に壮大に後悔をする。

今に始まった事ではないのだけれど。
あたしはつい体裁と云う名の上っ面を作り上げては周りからの印象をその通りに作り上げる。違うのになーそうじゃないのになーとか、周囲に口軽く云う時もあるけど、其れを治す事は一切していない。結局、本当の事をひた隠しにしたいのかもしれない。ひねくれ度は天下一品。負けず嫌いで、周りから嘗められるのが厭で。周囲の目を気にするから、心の中では文句を並べていても表面上では理解者のふりをして努力をしている振りをする。
分かってはいるのだけれど、此処まで来るとどうしようもない気がしてきた。と云うより、治す気になれない。今はなれない。くだらないプライドも自尊心も全て捨て去った時に、どうにかしようと思えるのだろうか。そもそもそんな日が来るのだろうか。

今は未だ何も出来ない。莫迦だよなと、最後に自分に悪態を付くだけ。
ごますり、って云うか、まぁ連想で蘇った記憶なんだけれど。
小学校のクラブチームと中学の時の部活で一緒だった、自分勝手なエースのことを思い出しました。彼女は周囲の誰もが認める程の我が儘で、大人も手を付けられない状態。振り回されたのは同じチームの私たち。
彼女は当然(と云えるのかわかりませんが、)甘えたがりで、何でも自分が一番じゃないと気が済まなかったんでしょう。小学校の頃、チームの監督は片親しか居ないあたしのことをとても気に掛けてくれていて、それが彼女は気に入らなかった。それもあるし、他にも要素はあるけれど、あたしはチームで唯一彼女に苦手意識を持たせた人物かも知れません。面と向かっていじめられることもなかったし、彼女はただ不機嫌で止まっていたのだけど、その小学校の時のことがあった所為で、彼女は中学で或る行動に打って出たんです。
それが、部活の顧問に媚びること。
顧問を味方に付けて、あたしとの形勢逆転を狙ったんじゃないかなぁと思います。今にして思えば。キャプテンだから、エースだから大変なんだとひらすらアピール。大変なのはみんな同じなのにね。あなたに振り回されているのは大勢いるんだよ、と諭したくなったこともあります。
中学生のときのあたしは当然癇癪を起こし掛けたけれど、何度もきれそうになったけれど、引退に近付いて、彼女は可哀想なんだと思うようになりました。この儘誰にも諭されないで、その儘の性格でこれからの人生歩んだら、最後にあるのは絶望だけだと思ったから。社会で通用するような性格でないことは明らかだし、考えて行動しないから頭も良くない。県大会上位に入るチームのエースと云う肩書きで、スポーツ推薦で高校入学。これじゃ悪くなる一方だ。
あたしはあまり関わりたいとは思わないけれど、もうすぐ成人する彼女は成長したのかしら。あの頃の儘、何も変わってなかったら、それこそチームプレーなんか出来ないでしょうね。